乙部町の農業

乙部農業の転換
 乙部町の畑作農家は、耕作面積が小さいことから収益性の高い作物である食用百合根の栽培を続けてきましたが、景気の低迷や嗜好性の変化により需要が年々減少し、栽培農家も減り続けました。農家は食用百合根に変わる作物も見つけられず、目指すべき農業の未来像を描けないまま年月が経過し、この間、年々馬鈴薯や大豆の作付けが過大となり輪作体系も歪んだ形となって作物の品質低下を招き、農家経営は厳しく離農する農家もでるなど農業にとって大変困難な局面を迎えました。
 乙部町は解決策を模索していましたが、縁があって潟xジテックと出会い、両者の協議でブロッコリーを生産することになりました。潟xジテックからは、安定供給の条件を提示され、通年同一単価での契約栽培に取り組むことになりました。
 乙部町への信頼に基づいて行政主導で契約栽培の体制づくりが進められ、生産者で組織した乙部町契約野菜生産出荷組合の選別出荷体制により、平成17年度からブロッコリー、スイートコーンの出荷が潟xジテックへ行われるようになりました。契約栽培による価格安定により、農家の生産意欲が向上し、栽培面積の拡大、輪作体系の確立、担い手の定着など農業経営の安定に大きな効果を上げることができました。

ブロッコリーの移植から出荷まで
ブロッコリーの、移植から出荷までの様子です。
7月から10月までの4ヶ月間、主に首都圏へ出荷されます。
  移植   収穫   選別   氷詰め
  しっかりと土作りをした畑に移植機で均一に苗を植えていきます。   すくすくと育ったブロッコリーを丁寧に収穫します。   一株ずつプロの眼でしっかりと選別されていきます。   鮮度が命の新鮮なブロッコリーを素早く氷詰めし、出荷されます。


農業再生プラン

乙部町の基幹産業である農業を維持・発展させていくために、都市消費者との結びつきを柱とした新しい乙部型農業の確立に向け「農業再生プラン」を策定しました。畑作栽培においては、農地を有効的に利用し、農家の所得の安定が図れる契約栽培に取り組んでいます。また、集出荷支援、栽培管理、生産履歴情報の情報通信技術システムを活用し、安心・安全な農産物を消費者へ提供しています。この取り組みで後継者の担い手の定着、経営安定、栽培面積・販売額拡大が着実に進んでいます。さらに、農業を魅力ある産業として情報発信をし、農業を始めたい方への支援も行っています。

〜 たゆまぬ”挑戦”で”飛躍”する、乙部町農業の今そしてこれから・・・ 〜